メモリンは創薬ベンチャーのレキオファーマ株式会社が開発したクルクミンを主要成分とした健康補助食品(サプリメント)です。

メモリンの配合成分は、ウコンの成分であるクルクミンの他、DHA(ドコサヘキサエン酸)、トウゲシバの成分であるヒューペルジンA、葉酸・ビタミンB1、B、B6、B12、C、Eです。

配合成分の概説

メモリンは高齢期に起きる様々な機能低下に直接的・間接的に関与する成分が、科学的根拠(エビデンス)に基づいた有効量が配合されており、それぞれの成分が相加・相乗作用を示し、脳機能の維持・改善に貢献できる健康食品として期待されています。

医薬品開発企業のレキオファーマだからできる製品づくりとして、配合成分の原料や規格を厳しく定め、品質と安全性に配慮し、ヒトでの有効性や安全性に関する臨床試験を行っています。

開発物語

沖縄のウコンから生まれたサプリメント

レキオファーマ社は2005年に痔の治療薬ジオンの販売を始めてから、次の事業の柱の開発に着手し、沖縄の食材を見直そうと野草や薬草などの効能を調べる中で、ウコン由来のクルクミンが肝機能の改善効果が期待できることがわかり、サプリメントの開発を始めました。
その過程で「クルクミンが認知症の発症に関与するアミロイドβに作用する」という研究論文が数多く報告されていることを知り、認知症予防に向けたサプリメントの開発をスタートしました。

クルクミンの吸収を阻むさまざまな関所

クルクミンは抗炎症作用、抗酸化作用、抗菌作用、血圧降下作用など、多くの研究報告が行われ、その有用性の範囲は広く、既に、肝機能改善、アルコール代謝、美容効果など、様々な分野で利用されていました。

クルクミンの新たな可能性として認知症予防の機能性成分としての開発が始まる中で、原料の選定や配合成分や配合量に関する試行錯誤が行われていました。

一番の課題はクルクミンの吸収性の対策でした。脂溶性のクルクミンは水に溶けにくく、単体で摂取すると消化管で吸収されずにほとんどが体の外に排出されてしまうのです。

 

スクワレン・ピペリン配合によってクルクミンの吸収が大幅に改善

クルクミンは有望な成分ですが、水に溶けにくく、人体に吸収されにくい。体に吸収される量が少なければ、効果は落ちてしまいます。

この欠点を解決するためにレキオファーマ社の研究グループでは、クルクミンの生体内での利用率を高めるために、鮫油のスクワレンと黒こしょうのピペリンを用いることにしました。

スクワレンに溶けたクルクミンは腸内で安定で、小腸粘膜から容易に吸収され、ピペリンにより小腸壁での代謝を阻害することで、多くのクルクミンを生体内にとりこむことに成功しました。

こうして吸収性、バイオアベイラビリティ(生体内利用)を大幅に改善する製法技術を開発しました。(製法特許の取得)

 

ヒトでの臨床試験によって有効性が確認

クルクミン(ウコン)の吸収性を大幅に改善したサプリメント「メモリン」は、医薬品に準拠した安全性試験を行うとともに、医療機関で臨床試験がスタートしました。

臨床試験の結果、軽度認知症の症状改善に効果があることがわかりました。
順天堂大学大学院客員教授の田平武先生が軽度認知症者37人を対象に実施した臨床試験で21人の症状が改善し、15人は維持されました。悪化は1人でした。認知症は症状の進行が早く、維持するだけでも効果は大きいかと思います。試験結果は、認知症に関する研究会などで数度にわたり報告されることとなりました。
レキオファーマ社の社長や研究グループ、田平先生の想いによる商品の開発がはじまってから12年の時間がかかったが、医療用医薬品メーカーと専門医だからこそできたサプリメントが誕生することとなりました。

メモリンの臨床研究に関する詳細については

「メモリンの臨床研究」(もっと知りたいメモリン)

 

高齢社会におけるメモリンの役割期待

認知症を予防する目的から医薬品が使用できないMCI(軽度認知障害)者対象まで、幅広く使用が可能であると、田平医師は研究会や講演会で話しています。

レキオファーマの奥キヌ子社長は、メディアのインタビューで、

今後は機能性表示食品として登録し、沖縄発のサプリメントとして、全国展開していく。
県産ウコンといった沖縄の食材で認知症対策で役立てたい。
沖縄の植物は強い紫外線、潮風などの厳しい環境で育ち、生命力が強い。その植物を使った先人の知恵がある。
その知恵を科学的に捉え直すことで、沖縄の食材を応用したサプリメントを開発し、全国に広げることが出来る。
今後の高齢社会において、認知症患者を支えあう社会づくりと併せて、予防の大切さを啓発していきたい。
いくつになっても未来に希望を持って生きることが認知症予防につながる。

と、語っています。